あっという間に11月ですね!!
台風で天気がぐずついて寒い週末でしたね。
こたつとファンヒーターの準備もしました。
すでに真冬のような格好をしているHACHIです。
皆様風邪をひいたりしていませんか?
我が家では娘が風邪をひき、ずいぶん前から咳をしています。
しかし薬を飲んでくれないので、
自然治癒を待つばかりです・・・。
さて、今月のなべたん&なったんのイラストが完成しました。
焼き芋がおいしそうですね♪
最近娘が焼き芋の歌を毎日うたっています。
歌詞が完璧ではないのが可愛くてたまりません(^^)V
今回は切削加工に使用される鋼と高級鋼について
勉強していきましょう。
まずは切削加工によく使用される鋼についてです。
これには『硫黄快削鋼鋼材』と『一般構造用圧延鋼材』があります。
『硫黄快削鋼鋼材』(SUM**)
一般的には「快削鋼」と呼ばれています。硫黄(S)を多く添加することによって
被削性を向上させた低炭素鋼です。また鉛(Pb)の添加によってさらに
被削性を向上させたものもあります。
切削加工には向いていますが、曲げ加工や溶接加工には向きません。
『一般構造用圧延鋼材』(SS**)
低炭素鋼です。炭素(C)とマンガン(Mn)の成分量にとくに規定は無く、りん(P)と硫黄(S)の
上限が0.05%と定められているだけです。
溶接加工も可能で曲げ加工も可能です。代表鋼種はSS400です。
続いては高級鋼についてです。
高級鋼には『機械構造用炭素鋼』と『機械構造用合金鋼』があります。
『機械構造用炭素鋼』(S**C)
高炭素鋼。前回の記事のSWCH(冷間圧造用炭素鋼)と構成成分は同等で
炭素(C)を多く含む鋼です。S45Cは0.45%、S35Cは0.35%の炭素を
含むことを表しています。
焼入れ性がよく、強度区分8.8などのボルトに使用されています。
他にも焼きの入ったS45Cナットやハイテンワッシャーがあります(^^)V
『機械構造用合金鋼』
鋼炭素鋼にニッケル(Ni)・クローム(Cr)・モリブデン(Mo)などを添加して
焼入れ性を良くした合金鋼です。焼戻しに対する特性もいいので、
熱処理をして高強度を出すことができます。
この合金鋼には主に4種類あります。
ニッケルクロム鋼鋼材(SNC***) ・ ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材(SNCM***)
クロムモリブデン鋼鋼材(SCM***) ・ 高音用合金鋼ボルト材(SNB**)
SCM435は10.9ボルトや六角穴付ボルトなどに使用されています。
SNB7は焼入れの長ネジなどがあります。
最後にネジ関係の鉄の材料について整理してみましょう。
軟鋼線材・・・SWRM→釘、リベット、割ピンなど
硬鋼線材・・・SWRH→バネ座金など
冷間圧造用炭素鋼・・・SWCH→小ネジ、ボルト、ナット、タッピングなど
機械構造用炭素鋼・・・S**C→ボルト、ナットなど
機械構造用合金鋼・・・SCM→六角穴付ボルト、高力ボルトなど
冷間圧延鋼・・・SPCC→平座金など
何かの参考になれば幸いです♪
鉄だけでもまだまだたくさんの種類があります。
わからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください!!
私もまだ未熟なので一緒に勉強しましょう(^▽^)
次回はステンレスについてです!!
お楽しみに♪
今週は文化の日でお休みもありますね☆
元気に頑張っていきましょう\(・▽・)/

